フィロデンドロンの育て方や基本情報
- TP-K
- 2024年8月2日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月9日
《フィロデンドロンの基本情報》
学名 Philodendron |
科名 サトイモ科 |
属名 フィロデンドロン属 |
原産地 熱帯アメリカや熱帯アジア(ブラジル、タイなど) |
花言葉 『華やかなる明るさ』『壮大な美』 |

《育て方》
置き場所
真夏の直射日光を避けた日当たりの良い南向きや東向きの窓際を好みます。北向きや西向きのお部屋でも育てていただけますが暗すぎる場所に置いてしまうと、間延びしてだらしなく育ってしまう可能性がございます。
水やり
春〜秋の生育期は表土から3cmほど乾いたら底穴からたくさんお水が出るまでタップリ。
冬の生育が鈍っている時期は表土から3cmほど乾いたら2〜3日後に底穴からたくさんお水が出るまでタップリ。
耐寒温度
5〜10℃(品種、環境、育て方による)
ポイント
フィロデンドロンは光が当たる方向に葉を動かす性質が強いので「葉があっちこっちに散らばってしまい困っている」とよく相談を受けます。葉を動かす性質を利用し週に1度90°程飾っていただく向きを変えることにより葉が動き、まとまった株姿で育てていただけます。
水やりをされる際はお風呂場などの室内で水をあげることをオススメします。普段暗い場所で育てられる方が多く、強い日差しに慣れていません。気をつけていてもフィロデンドロンは葉が大きいので知らず知らずのうちに直射日光に葉が晒されてしまい葉焼けを起こしてしまうことが多いからです。
《特徴》
フィロデンドロンを育てていると茎の途中から根っこが出てきます。これは気根と呼ばれる根っこで、自生地で木や岩に張り付かせて支柱代わりにしてより良い環境を目指したり、土に入ってしまえば通常の根と同じように栄養や水分を吸収してくれるものです。
気根の処理についても相談を受けます。カットしていただいても問題はないですが、土に誘導して植えてあげたほうが株がしっかり育つのでおすすめです。
フィロデンドロンには匍匐性や蔓性、株立しやすい種類まで様々なものがあります。匍匐性や蔓性の種類は次第に垂れ下がっていくように伸びていきます。上へ上へ伸ばしていくには着生できるような保水性のある支柱を使用していただくと、しっかりと上へ上へ伸びてくれます。
サトイモ科の多くは樹液に毒を含んでいますがほとんどのフィロデンドロンの樹液にはショウ酸カルシウムが含まれているので素手で触ってしまうと痒みや荒れにつながりますので素手で触らないようにご注意ください。もちろん舐めたりしないでください!
まとめ
フィロデンドロンの語源はギリシャ語のPhilo『愛する』Dendron『樹木』からきています。フィロデンドロンは大きな樹木に巻きついている姿からそう言われる様になったという説があります。
フィロデンドロンは700種類以上あると言われています。それぞれ個性的な葉色や形をしているものが多いのでぜひお好みのフィロデンドロンを探してみてください。
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